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「植物の体の中では何が起こっているのか」本まとめ①

今回より本を読んだ内容や感想などをアウトプットした記事を書きたいと思います。これにより本の内容で自分にとってポイントとなることを皆さんに紹介もできるし、なにより自分の読書の質を高め、より記憶しておけると考えるからです。

このような目的のため記事は時間をかけずにできるだけ簡単に多く残したいため、文章も読みずらいメモ程度のものになってしまいますが、そんなものと思って気軽に見てもらえたら幸いです。

 

動物と植物の違い

動物は生きていくためのエネルギーとなる食べ物を動いて獲得していくから動物。これを従属栄養生物と呼びます。これに対して植物は光合成をすることによって生きていくためのエネルギーを得ている。だから動物みたいに動いて無駄にエネルギーを使わず、じっと留まって効率良く太陽の光を多く受けられるように上に伸びていく。これを独立栄養生物と呼びます。太陽の光さえあれば、何にも従属することなく一人で生きていけるのが植物なのです。

 

植物を定義って曖昧ではっきりしてない

植物と聞いて、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。植物って草とか木とか、こんなものってイメージできると思います。しかし、植物の定義って意外とはっきりしていないのです。

光合成が植物の大きな特徴の1つであるが、現在植物に分類されている細菌や菌類は光合成できない。

草と木の違いも微妙。

草は1年ごとに枯れて茎は太くならないのに対して、木は多年にわたって育ち茎が幹となり太くなっていく。

種類も様々で数も多いため線引きは簡単にできるものではなく、グラデーションのようです。

明るいところと暗いところの違いがはっきりしないグラデーションと同じようなものなのです。

 

植物の不思議

なぜ植物は決まった時期に発芽し、花が咲き実をならして、種を落とすのでしょうか。

植物は温度、水、光を感じることにより、季節を測り適切に発芽や開花を行う。これは植物が生き残っていくための生存能力で、誤って冬の寒い時期に発芽したり開花すれば、たちまち芽や花は死んでしまう。

 

植物は重力も感じていて、そのため重力の反対側に光があることを本能的にわかっているから、茎は重力と反対側に向けて伸びていく(負の重力屈折)。逆に根は水を求めて重力の方向へ伸びていく(正の重力屈折)。この他に光にも反応し、枝を光の方向に伸ばしたり、曲げたりもしている(正の光屈折)。これらも植物にとって光を受けて光合成をすることが生命線となることから、備わっている能力と言えます。

 

光合成って何だっけ?

小学校だか中学校だかで習った記憶のある光合成。

根から吸収した水と空気中の二酸化炭素を太陽の光のエネルギーで反応させることです。そして酸素を吐き出す。この酸素があることから、地球上の動物は呼吸ができて生きていくことができる。

 

太陽の光のエネルギーは改めてすごい。

地球の生命のエネルギーは全て太陽の光のエネルギーが元になっている。植物が光合成により、育っていくことにより、その植物を動物が食べて活動できるからだ。動物は動物を食べたりもするが、たどっていけば、全て植物にたどりつく。地球上に降り注ぐ太陽光エネルギーの約0.1%しか植物は光合成に使えていない。またそのうちほとんどが植物が成長することにエネルギーが使われたり、ロスしたりで、実際に植物を形作る炭水化物となるのはそこから5%ほどという。ということは地球に届く太陽光エネルギーの0.005%のエネルギーで地球上の全生命を支えることができている。

 

でも太陽の光は強ければ良いってものでもない。

植物は強い光を浴びれば浴びるほど、光合成が進んで元気に大きく育つような気がするが、実はそうでもない。光合成の行われる速度には水、温度、二酸化炭素、光が相互に作用していて、光が強くなってもその他の要素が不足していれば、光合成の速度は落ちる。例えば、干ばつなどで水分がない状態でいくら光を浴びても光合成は行われない。逆にこのような状態で植物が光を浴び過ぎると、吸収した光をエネルギーに変換できずに消化不良のような状態になって、樹体に悪い影響を与えてしまう。これを光障害と呼ぶ。

 

夏場の木陰はりんご農家の安全地帯。

光合成では葉の裏側にある気孔から二酸化炭素を吸収している。逆に酸素や水分も気孔から出ていく。葉は暑さに弱いため、気孔から水を蒸散させることによる気化熱で温度を下げているが、水分を使い過ぎると樹体内の水分不足となるため、水を無駄にできない。

夏場木陰が涼しいのはこのためかと改めて思う。

 

とりあえず①はここまで。

 

参照文献

『植物の体の中では何が起こっているのか』

嶋田幸久著、萱原正嗣著

 

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