2023年11月のニュースに気になる記事がありました。

 

1日1個のりんごで内臓脂肪減か　長野・飯綱町特産の「シナノゴールド」が機能性表示食品に

出典：読売新聞オンライン

 

シナノゴールドは長野県育成の品種で、黄色い外観としゃっきりとした食感が特徴の11月頃収穫のりんごです。当農園でも栽培している品種の１つです。りんごの効能って色々あるみたいですが、内臓脂肪まで減らせてしまうとは驚きです。「シナノゴールド」に含まれるポリフェノールの１種「プロシアニジン」という成分が内臓脂肪を減らす効果があるようです。健康診断などで、内臓脂肪多めとかBMI高めの方には特におすすめです。

 

JAながのが飯綱町産の「シナノゴールド」を「ながまるアップル」という商品名で機能性表示食品として、販売するようです。ちなみに機能性表示食品についても調べてみました。

 

「機能性表示食品」とは？

事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品。

販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などを消費者庁に届けることが必要。

但し、特定保健用食品などとは異なり、消費者庁の個別の許可は必要なし。

出典：機能性表示食品って何－消費者庁

 

りんごの機能性表示食品は「ながまるアップル」の他にも、JA弘前がサンふじを「ひろまる」という商品名で内臓脂肪減という機能性のりんごを販売しています。

機能性表示食品の届けには、科学的根拠が必要なことから、成分にバラつきが出やすい生鮮食品は難しく、届け出件数も加工食品などに比べて少ないようです。しかし、今後は機能性の表示による差別化により、安く買われてしまいがちな生鮮食品のブランド力を強化するためにも広がっていく傾向にあります。