【munapple】

ABOUT

園主紹介

 

宗像大樹(ムナカタヒロキ)

1979年生まれ。神奈川県出身。
趣味:アウトドア(キャンプ、釣り、登山など)
大学卒業後、物流系企業に入社。
約15年務め転勤を繰り返す中で、自分の暮らす場所、時間の使い方のあるべき姿を求め、

長野県飯綱町に家族で移住し、りんご栽培を始める。

 

 

 

 

 

 

 

munappleについて

 

園主敬白
ご覧いただきありがとうございます。〈munapple(ムナップル)〉と申します。ここ長野県飯綱町(いいづなまち)で2018年から、夫婦2人(と男児3人)でりんごづくりをしています。標高500メートル、広さ7,000平方メートルほどの果樹園で、日本のりんごの代名詞的品種《サンふじ》をはじめ、《シナノスイート》や《シナノゴールド》、《ムーンルージュ》、《ブラムリー》などを栽培しており、全国各地へ出荷しています。このたび、りんごとともに私たち生産者の生の声もお届けできればと思い、直売サイトを開設しました。

 

長野県飯綱町

長野県は全国でも青森県に次いで2番目の生産量を誇るりんごの名産地です。munappleのある上水内郡飯綱町は、新潟県との県境にほど近い「北信地方」と呼ばれる地域。県内でも比較的標高の高い寒冷地で、りんごの栽培には最適な土地柄です。県内でも「飯綱町のりんごは味が濃い」と定評があり、収穫時期になると県内各地から多くのお客様が訪れるほど。まさに「一番おいしいものは地元の人たちが知っている」のですね。当果樹園のりんごたちも毎年厳しい寒さを乗り越え、豊かな実をつけてくれます。

 

 

栽培方法(安全へのこだわり)

munappleは未来を担う子供たちも安心して皮ごと食べられること、また循環型農業を目指し「安全へのこだわり」として、以下4つの基準で栽培します。

 

 

1.特別栽培

地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培します。

・・・詳しくは特別栽培の解説ブログへ

 

2.化学肥料不使用

土壌の微生物の多様性を保ち、基本的には土壌本来が持つ地力で栽培し、施肥は必要最小減に補うものとの考えから、使用する肥料は有機質のものに限ります。

 

3.除草剤不使用

下草の刈り敷きによって有機物を土壌に供給していく草生栽培を行い、除草剤は使用しません。

 

4.ネオニコチノイド系農薬不使用

世界各地でのミツバチ大量失踪事例などにより、欧米で一部使用が規制されているネオニコチノイド系農薬を一切使用しません。

・・・詳しくはネオニコチノイド系農薬不使用の解説ブログへ

 

munappleりんご栽培カレンダー

 

1月~4月 剪定

雪の降り積もる季節、剪定作業が始まります。

りんごの出来の半分は、この剪定によると言われるくらい重要な作業。

毎年りんごの産地で講習会が開催されほど。

各農家の腕が最も試されるところになります。

リンゴの木は「開心形」と言われる木の真ん中の幹が途中で切られ、放射状に枝を広げたような樹形にするのが一般的です。

この樹形が太陽の光をすべてのりんごに効率よく当てて、且つ収量が多く作業しやすい樹形とのこと。

 

 

 

4月

気温が徐々に上がり始め春の訪れの気配を感じる頃、りんごの芽から葉が広がり始めます(展葉期)。

この頃からりんごの樹体、芽、葉は病害虫から狙われるようになりますので、SS(スピード

スプレイヤー)という機械で2~3週間に1度薬剤散布を行っています。

 

 

5月

りんごの花が咲きだします(開花期)。

品種により差がありますが、飯綱町では5月の初旬に満開を迎えます。

1つの芽から5~6個の花が咲きます。

この1つの花が受粉することにより1つのりんごの実になります。

 

 

5月~7月

花からりんごの実をつけたところ。

ここから日頃売られているりんごの大きさにするためには、りんごの実の数を減らす必要があります。

これを「摘果」と言います。

大きく荒摘果、仕上げ摘果の2工程に分けて行います。

「荒摘果」・・・1つの芽についた5~6個の実を1つにする。

「仕上げ摘果」・・・荒摘果で残した実4~5個からさらに選抜して1つにする。

選抜していく基準は大きさがメインですが、形の悪いもの、病虫害を受けた障害果は落とします。

最終的に残すのは品種等にもよりますが全体の5%ほどです。(100個を5個にするイメージ)

全て手作業で落としていくことになり最も根気が必要な工程です。

 

8月~10月

りんごの実が十分に大きくなり、ようやく色づき始める頃。

りんごの実が太陽の光を全体に受けられるように葉摘みを行います。

りんごの実に葉がついてしまっているような部分は光が当たらないため、赤色の着色がされていません。

葉を摘む時期、量は各農家さんによって異なるところ。

葉を多く、早い時期から摘むことで、りんごの実は光を全面に長く受けることができるので着色が良くなります。

しかし葉は光合成を行い養分を作る重要な役割を持ちますので、早い時期から葉を取りすぎると食味にも影響します。

「葉とらず」言われるりんごが販売されていますが、葉の摘む量を抑えて食味を重視した栽培方法と言えます。

munappleでは見かけより食味を大切にしたいので、「葉とらず」に近い栽培方法です。

色むらのある真っ赤でないりんごは、そこに最後まで葉がついていた証(=おいしさの証)でもあるのです。

 

 

9月~11月

秋、いよいよ収穫の時期になります。

1年かけて手間暇じっくりかけたりんごです。

1つずつ大切に収穫します。

同じ木の中でもりんごの実のついている場所によって、熟期が異なります。

木の外周の枝先、日の光を良く受けたところから熟していきますので、熟期を実ながら日を分けて収穫します。

「選り採り(すぐりどり)」と言っています。

munappleでは適期収穫するように同じ品種でも何周も分けて少しずつ収穫しています。

 

 

 

10月~12月

選果基準に沿って仕分けていきます。

買っていただいたお客様に喜んでいただけるように、心を込めて1箱ずつ丁寧な梱包、発送を行います。